自分が考える最低限の構成でWebサービスを作ったときのAWS費用
一念発起してWebサービスの作成に挑戦し、Lチカ を作成!(現在は閉じてます)
AWSで1ヶ月ほど稼働させてみると意外と費用がかかったので、色々迷ったが一旦 全てを削除。
で、何にいくらくらいかかったかを整理。
どんな構成だったか?
サービスの要件について
サーバーサイドエンジニアがなぜ一人でWebサービスを作ろうと思ったか - Lチカ開発ブログ
インフラの構成
以下を参考に大枠の構成を作成。
【AWS 再入門】VPC 環境に踏み台サーバーを構築して SSH 接続してみよう – NET BIZ DIV. TECH BLOG
利用したサービス
- ELB
- EC2
- Webサーバー:t2.micro
- 踏み台兼デプロイサーバー:t2.micro
- ElasticIP
- RDS:t2.micro
- S3
- SMS
- Route 53
思ってたより高かった
当初は月3000円くらいかなーって「予算」を作成。 (AWSでは利用料金の上限を設定してアラートをメール通知仕組みがある) ところが、思ったよりも早くアラートが届いた。 確認してみると、このまま稼働すると1ヶ月で6000円ほどになる事が判明。 しばらくそのまま稼働させていたが、構成とかアプリケーションをもう一度作成しなおしたい事もあったので、 停止を決定。
以下は、11/1~25日までの経過
日別グラフ
サービスごとの構成比
ムダな構成だった?
グラフを見るとわかるが、毎日$2ほどの費用がかかっている。 ジュース2本分と考えると安いかもしれないが、チリも積もればでそれなりの金額に。 今の状態で月6000円をかけるのはもったいない。
で、何がかかったかというと、やはりEC2で常に安定的にかかる。踏み台サーバーは利用しない時はstopしていたがElasticIPとは紐づいていたので、それなりにかかっていた。 S3やRDSはデータがまだほとんどなく、アクセスもなかったのでそこまでにはならなかった。
小さく始めるにはELBとか過剰かもしれなかった(Webサーバーは1台)が、SSLをACMで利用してみたかのもあるので良い経験になった。
削除するときに気をつけること
それぞれのサービスは削除すれば良いけど、削除を忘れがちなのが - ElasticIPの解放 - AMIを作った場合にはイメージも - EBSのボリューム、スナップショット
今度どうせ作るなら
- ELBでなくALB・・・http2.0に自動的に対応できるとか熱い
- MySQL5.7・・・InnoDBの全文検索とかJSONカラムとか利用してみる
- Ruby2.3.3・・・このサービスをつくっているときに安定版が更新された
やってみて
最低限の構成と自分ひとりで作成できた経験は非常に大きかった。 日々の仕事では断片的にしかAWSを触らなかったで、0からつくることで会社で利用している構成への理解も深まった。 やはり自分ひとりで、かつ自分のお金で作成すると頼るところもないので自分事になり、普段の業務とは違う感覚になり真剣度が上がったような気がした。
一旦、 l-chika.com 自体は停止するが、技術的・サービス的な構成を見直して再度チャレンジ。 このブログでは随時、その経過を投稿する。