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「カンバン ソフトウェア開発の変革」を読んで

開発プロセスの参考にカンバン: ソフトウェア開発の変革 を読んでのメモ。

スクラム開発で、タイムボックス化されたイテレーションに合わせるユーザーストーリーを一貫して継続する事が困難となってきたため、開発プロセスの変革の参考に本書を読んでみた。

Chapter1.プロジェクトマネージャーのジレンマ

「フリーサイズの」開発方法論がうまくいかない理由 (P31)

  • チームは以下で異なる

    • スキルセット
    • 経験レベル
    • 能力レベル
  • プロジェクトは以下で異なる

    • 予算
    • スケジュール
    • スコープ
    • リスクプロファイル
  • 組織は以下で異なる

プル型システム(後工程引き取り方式) (P32)

  • 仕掛り(WIP)が事前に取り決めたある一定量で制限させることで、作業者の働き過ぎを防止する
  • ボトルネックとなっている箇所の作業者には、完全な負荷がかかることになるが、他の者は誰もが「ゆとり」の時間を持つことができる。

Chapter2.カンバン手法とは何か

組織内にリーンの行動を生み出す5つの中核となるプロパティ (P47)

  1. ワークフローの見える化
  2. 仕掛り(WIP)の制限
  3. フローの測定と管理
  4. プロセスポリシーの明示化
  5. 改善機会を導入するための仕組み

Chapter3.成功へのレシピ

このレシピに従えばチームの抵抗を小さく抑えて、迅速に改善を行うことができる (P55)

  1. 品質に集中する
  2. 仕掛り(WIP) を減らす
  3. デリバリーを頻繁に行う
  4. 要望とスループットバランスを取る
  5. 優先順位を付ける
  6. 予測可能性を向上させるために、ばらつきの要因を解消する

Chapter6.バリューストリームマップの作成

  • 作業項目タイプ (P115)
  • 需要にもとづく作業容量の割当て (P123)
  • 順不同なアクティビティへの対処 (P131)

Chapter7. カンバンシステムの調整

  • キュー補充会議 (P142)

Chapter8. デリバリーリズムの確立

  • P154

    決められた期間内に完成させられるよう、作業を小さく分割するのは、必ずしも易しくない

Chapter9. 入力リズムの確立

  • 優先順位付けリズム増加のための効率改善 (P176)

Chapter10. 仕掛り制限の設定

  • キューの制限 (P184)

Chapter11. サービスレベルアグリーメントの確立

  • 一般的な優先度分類の定義 (P196)

Chapter13. カンバンのスケール化

  • 優先度分類のポリシー (P205)
  • スイムレーンの導入 (P237)

カンバン: ソフトウェア開発の変革

カンバン: ソフトウェア開発の変革